山中商会(レアなスポット)

国道50号のコマツの近くのホテル・ルートインの向かいに、フンドシ姿の男性の看板があります。この男性、じつは、山中商会という会社の会長、山中理民さんです。

この看板は、1991年のバブル経済の崩壊から、始めたそうです。「世の中全体が暗くなっていました。こんな時こそ、ゆったり、笑って構えなければ乗り越えられないというメッセージから、こんな格好をして、みんなを笑わそうと思って始めました」と山中会長さん。

社員さんに、どう思っておられのか聞いてみると、「何か変と最初は思いました。でも、実力があるので、こういうこともされるギャップがいい」とおっしゃいました。

会社は、総合商社でありまして、主な取引商品は、自動車・産業用製品、包装・梱包用製品、フレコンバッグ、テープ関連、ワイヤーハーネス関連等、多岐にわたっています。

30年近い歴史の中で、一番人気があるのは、ニューギニアのダニ族の「コテカ」という陰茎を守る道具をつけた姿。この看板には、「その文化 2分の1は溶け込みて 共に楽しみ 共に栄えん」との和歌がある。「異なる共に文化を楽しみ、共に栄えていこうというメッセージを込めました」

現在の分断された世界を見越していたようなメッセージである。

ちなみに、現在の看板の和歌は「円高に あっちゃこっちゃと 外国へ ニッポン企業の やどかり人生」とあります。「円高になって、日本の製造業は、賃金の安い国へと出ていきました。しかし、成功した企業はわずかです。ほとんどの会社は、失敗して帰ります。そうした右往左往する企業を皮肉りました」

たしかに写真には、円とドル、裸に日の丸のフンドシ、サラリーマンの象徴であるネクタイとジャケットを着ています。

小山市雨ヶ谷新田71-37

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