蔵の街の名スポット

創業230年の老舗

油伝味噌(あぶでんみそ)の創業は、江戸時代の天明元年、なんと230年の歴史を誇ります。

初代、油屋伝兵衛は、この場所に油屋を創業しました。

その後、二代目伝兵衛は、油、質業と共に、味噌の醸造を始めました。

江戸時代の繁栄を物語る土蔵の立ち並ぶ栃木の街と、今も清らかに流れ続ける巴波川(うずまがわ)、なだらかな山なみを見せる大平山、そのなかで230数年の風雪に耐えて家業を継続しておられます。

「油伝(あぶでん)」の由来

屋号は、油屋の「油」と伝兵衛の「伝」をとって、「油伝(あぶでん)」と名乗るようになりました。

今も続く手作りの味噌

厳選された原料を元に、天然熟成させた「油伝みそ」は、その香りと、まろやかな風味で、「絶品」との評価を受けています。

ただ、手作りのため、少量しか生産できず、たいへん貴重なお味噌となっております。

味噌田楽のお店

20数年前から、味噌の販売だけではなく、味噌田楽を食べられる軽食のお店になりました。

築100年の古民家は、やわらかい明かりと、温かみのある古い木に包まれる極上の空間です。

メニュー

田楽盛合せ   520円

豆腐田楽    400円

いも田楽    380円

こんにゃく田楽 320円

伝兵衛もち   220円

アイスクリーム 200円

一番人気のメニューは、田楽盛合せです。豆腐田楽、いも田楽、こんにゃく田楽の3種類の田楽が楽しめます。

それぞれに、味噌を変えて焼くというこだわりが、老舗の味噌屋さんの誇りを感じさせます。

いも田楽は、里芋の田楽です。里芋の味と味噌の相性が抜群です。

飲み物

アイスコーヒー 360円

コーヒー    320円

ラムネ     180円

地酒      400円

原酒      450円

この日は、ありませんでしたが、お米だけで発酵させた「甘酒」が一番の人気メニューです。ほんのりしたやさしい甘さは、身も心もリラックスさせてくれます。

甘酒      200円

中庭

障子を開けると、緑が美しい中庭があります。

手回し電話機

明治時代の手回しの電話機があります。

ラジオ

おそらく、戦前?くらいのラジオが置いてあります。

レジスター

いつの時代のものかは、わかりませんが、木製のレジスターがあります。

囲炉裏

お店の真ん中に、囲炉裏があります。見ているだけで、ホッとします。

十麹味噌羊羹

十もの麹を使った味噌の羊羹があります。これが、本当においしい。1080円という価格が納得できます。

味噌

もちろん、お味噌も売っています。

ゴールデン味噌は、早づくりの白味噌で、中辛な味です。

価格は、1キロ650円。箱入りは、700円です。

天然米味噌は、辛口の赤味噌です。

価格は、1キロ750円。箱入りは、800円です。

十麹粒味噌は、麹が多くて、塩分控えめな甘口です。

価格は、1キロ900円。箱入りは、950円です。

芳醇は、甘口の漉し味噌です。

価格は、1キロ950円です。箱入りは、1000円です。

お店の北側には、瓦が地面に敷き詰めてあります。まるで、波うつ海のように見えます。そこは、長い壁が続き、味噌蔵の大きさを想像させます。

イベント

油伝では、蓄音機のコンサート等、ときどき、イベントも開催されます。

水琴窟

水琴窟をご存知でしょうか。地中を空洞にして、そこに陶製の鉢をおき、水滴を、時間を置いて落とします。空洞に響く、澄んだ水の音を、竹の筒を通して楽しみます。

心が洗われるような水の響きです。

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