
じゃがいもが入ってる!
栃木県南部のやきそばには、茹でたじゃがいもが山盛りにのっています。
今回、訪問したのは、栃木市の大豆生田(おおまめうだ)商店さんです。
真っ赤な壁のお店には「ようこそ蔵の街へ」「栃木名物 じゃがいも入り やきそば いもフライ」のど派手な黄色の文字が踊ります。
ここのおばちゃんに、「いつごろから、やきそばにじゃがいもを入れるようになったのか、ご存知ですか」と聞きました。
おばちゃんは「はっきり、わからないんだけど、戦後、じゃがいもをいれることで、量が多くしようとしたからじゃないかと言われてる」とのこと。
最近、インターネットの評価が高い、じゃがいも入り焼きそばのお店を3店舗回りました。ここ、大豆生田(おおまめうだ)商店さんが一番でした。
まずは、じゃがいもとキャベツの量が多いことがポイントでした。
それから、やきそばらしい味だったことです。B級グルメは、徹底的に、B級の味であるべきだと感じました。
忘れてはならないのは、並盛を頼んだのですが、他のお店では大盛りの量だったことです。
ソースは2種類
もうひとつ、いもフライです。
他のお店の倍くらい大きいです。
そして、いもフライ用のソースは2種類あって、お客が選べます。
一つは、ミツハフルーツソース。ちょっと甘口です。
もう一つの、蔵の街ソースは、ちょっと酸味があって、さっぱりしています。
お持ち帰りもできます。
ミツハフルーツソースは、1リットルで570円。
蔵の街ソースは、500ミリリットルで370円です。
パーティー用?
メニューを紹介します。
じゃがいも入りやきそば
並盛 380円
大盛 480円
いか じゃがいも入りやきそば
並盛 430円
大盛 530円
トッピングの増量ができます。
じゃがいも増量 50円
きゃべつ増量 50円
いもふらい一串 100円
そして、ここからは、おどろきのメニューが登場します。
パーティー用!!
3〜4人前 1200円
5〜6人前 1800円
じつは、私は、この「5〜6人前」を注文したことがあります。目の錯覚ではないかという大きさでした。しかし、おいしいので食べてしまいます。なんとも幸せな気分でした。
秘伝を明かす!
おばちゃんの名前は、大豆生田(おおまめうだ)トクさん。
じゃがいもは、圧力釜でふかしたものを約1・5センチ角に切ります。
大きすぎるとなかなか芯まで火が通らず、小さすぎると味がよく分からないためです。
ひき肉は、水を入れた鍋で沸騰させます。
キャベツも本来の味がなくならないよう、少し大きめに切ります。
具材が揃ったら、鉄板で焼きます。まずは、鉄板を十分に熱します。
サラダ油をしき、じゃがいも、きゃべつの順に炒めていきます。
約1分ほど炒め、じゃがいもの芯まで火が通ったら、麺を入れます。
麺をほぐすため、ひき肉のダシ汁を麺の上にかけます。
「ひき肉からしみ出た油が隠し味になる」
これぞ、秘伝!
次にうまみ調味料を入れて炒めます。
麺がほぐれたら、具材と絡ませます。麺が適度なキツネ色になったらソースで味をつけていきます。
この時、ソースが焦げ付かないように、コンロの火を少し弱くします。
また、均等にソースが行き渡るよう、かける前に麺と具材を鉄板やフライパンいっぱいに広げておくのが「コツ」!
ソースが全体に行き渡ったら、完成です。
このソース。じつは、3種類のソースをブレンドして、ちょっと甘口の味にしています。
「長年試行錯誤して今のソースになりました。大人から子どもまで、誰にでも合うようなソースにしました」
営業時間
営業時間は、10:00〜19:00です。
定休日は、月曜日です。
住所は、栃木市薗部町2丁目19−32です。
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