
どこにも掲載されていない
「ラーメンしもつけ」は、どんなガイドブックにも掲載されていません。
それは、まず、誰にもわからないような住宅街の中にあるからでしょう。
それから、料理が30年か40年前の昭和の味だからだと思います。
しかし、その味は、群を抜いています。
では、人気のメニューを紹介していきましょう。
栃木県で一番の餃子
餃子といえば、宇都宮市が日本一の消費量として知られています。
宇都宮市内には、有名店がいくつもあります。
宇都宮市の餃子の特徴は、小ぶりで、あっさりしているため、食べやすいと言えます。
小山市から佐野市にかけて、巨大な餃子のお店がたくさんあります。初めて見た人は、皆さん、驚きます。
そして、ここ、しもつけの餃子は、大きさは中くらいです。
まず、具、あんがおいしい。クセのある野菜、ニンニク、ショウガ、ニラなどと、ベースとなる野菜、肉とのバランスが抜群なのです。少しクセが強いかもしれません。
しかし、餃子が好きな人には、これくらいがちょうどいいと思います。そして、このちょうどいいところをつくるのが、もっとも難しいのだと思います。
次に皮です。焦げ目のある3分の1くらい、揚げ餃子のように油で固くなっています。
この固さが歯ごたえとなります。クセのある具には、これくらい固い皮でないと合わないと思います。
カウンターに座って、焼いているところを見ました。
一般的には、油で焼いたあと、水かお湯を入れて蒸し焼きにします。
ここが違いました。水、お湯ではなく、ラーメンのスープを入れました。これで、旨味は何倍も増します。
友人は、あまりのおいしさに、何もつけず、そのまま味わっていました。
ご主人と奥様のお二人でやられているため、先は長くありません。お店がなくなる前に、食べておくことをオススメします。
さらにいえば、餃子には、ライスが合います。ラーメンやチャーハンを一緒に食べたくなりますが、餃子とライスで食べるのがベストです。
七味唐辛子の溜まったラー油
しもつけのラー油の瓶の底には、七味唐辛子が溜まっています。
このラー油に漬けられた七味唐辛子が、クセのある餃子と合います。
辛い食べ物が平気な人は、七味唐辛子をたっぷりつけてみてください。
具の多いチャーハン
本格的な中華レストランのチャーハンは、ゴハンがパラパラであることが当たり前になっています。
しもつけのチャーハンは、パラパラではありません。昭和スタイルのチャーハンです。
味はもちろん、おいしいのですが、驚くのは、まず量。大盛りどころではありません。下手すると2人前あります。実際に、半分をおみやげにお願いする人もいます。
そして、何よりも、具が多いのです。
特に、チャーシューの角切りの大きさと量がハンパじゃないのです。そして、このチャーシュー自体がおいしい。昭和スタイルの脂身がまったくない赤身肉だけのチャーシューです。味付けは、醤油をベースに香味野菜の旨味が中の中まで染み込んでいます。そのため、噛めば噛むほど、いろいろな味が出てきます。最後は甘みを感じます。
ネギの量をケチってません。チャーハンのネギは、全体のバランスをとるような特別なおいしさを持っています。それが、これでもか、というほど入っています。
一番人気のタンメン
しもつけのお客さまの半分以上は、タンメンを注文します。
このタンメンの特徴は、やはり具。
具の量が、とにかく多い。こう書くと、二郎系のもやしを連想するかもしれません。
しもつけの具は、もやしは1割以下です。以下の野菜がバランスよく入っています。キャベツ、ニンジン、タマネギ、ニラ、もやし。そして、大きめの豚肉。
多分、この野菜の量は、お皿に盛ったら、野菜炒め一人前になると思います。
友人は、ニンジンが大きなスティック状だったことに驚いていました。この形状のニンジンは、ニンジンの甘みなどの味を楽しめます。
たっぷりの野菜から出た旨味。時間をかけたスープ。あっさりした塩味。飽きのこない味なのだと思います。
スペシャルラーメンとは?
しもつけのメニューでは、一番高いスペシャルラーメン。
どうスペシャルなのでしょうか。
分厚いチャーシューが2枚のっています。具はタンメンと同じです。
そして、スープは、辛味噌です。
おいしい味噌ラーメンは、なかなか食べられません。昭和スタイルの味噌ラーメンは、今や、とても希少です。
仕事の丁寧さを感じさせる一杯です。
冷やし中華はじめました
しもつけで、この文字を見ると、心が踊ります。
昭和スタイルの冷やし中華で、こんなにおいしい冷やし中華は、食べたことがありません。
肝となるタレが絶妙。毎回、飲み干してしまいます。
ここでも、具の量が多い。チャーシュー数枚分が、細切り?(太切り)にされ、これでもかというほどのっています。
他に、ハムの量も多いです。キュウリ、トマト、ゆで卵、紅ショウガ、カラシがのっています。
私は、カラシをつけながら具だけを食べます。タレは麺で楽しみます。
メニューは税込みです
スペシャルラーメン 780円
炒飯 600円
餃子 350円
タン麺 630円
冷し中華そば 750円
パーコ麺 880円
ヂャヂャ麺 680円
チャーシュー麺 780円
白湯麺 630円
味噌ラーメン 630円
醤油ラーメン 600円
塩ラーメン 600円
ライス 200円
住所 小山市中久喜5-1-11
電話 0285-23-8992
定休日
火曜日
営業時間
11:30から14:00(13:30ラストオーダー)
17:00から20:00(19:30ラストオーダー)
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